*。゚*hands*゚。*
瑠璃華Side
久しぶりの恭平の匂いと温もり
懐かしくて、切ない
信じられなかった目の前に恭平がいることが
でもこのまま簡単に受け入れていいものだろうか
今日、最後に会えただけで十分だ
これでもう少し頑張れる。そう思った
だから、
「やめて。恭ちゃんにできることなんてないよ。」
そう恭平の体を両手でおし、離した
恭平はそれでも真剣な顔をして、あたしをみる
そんなに見ないでよ
今の自分の姿がどんなに酷いか自分が一番知ってる
好きな人にこんな姿見られたくなかった
気持ち悪いって思ってる?嫌いになった?
「俺、大したことできねえけど俺なりにかんがえた。」
そう言ってかばんから大きな封筒を取り出し中身からたくさんの写真を出す
そして部屋の壁いたるところにすべてに写真を貼付けた
写真一枚一枚を見ると堪えていた涙が溢れ出した
一枚一枚全てそとの風景だった