*。゚*hands*゚。*
*:準備
瑠璃華Side
あれから何日かしてからあたしはスケッチブックをてにとり、絵を書き続けた
力の入りにくくなった手で一つ一つ、丁寧に
小さなある、お花の絵を描き、それを小さく切ってしおりを作る
何枚も何十枚も作った
そして夕方になると恭平が部屋に来てくれる
「何作ってんの?」
いつも聞いてくるけど
「秘密!」
それだけいって後ろに隠した
そんなあたしの行動にすねる恭平の姿がまたかわいい
「すねてるの?」
そう聞くと
「別に」
そっぽをむく
あたしは少しにやけて恭平の名前を呼ぶ
恭平は渋々振り返って
少し不機嫌な顔
「おいで」
とあたしはベットに座ったまま両手を広げると
「何でだよ」
と顔を真っ赤にする
そしてあたしを抱きしめる
幸せで幸せで
これからずっと
こうしてたいと思った