*。゚*hands*゚。*

「まずね、恭ちゃんの通ってる学校に侵入して、恭ちゃんの隣で授業受けるの。それでね、お昼は中庭でお弁当。午後の授業は二人で屋上でお昼寝!でね、放課後は教室に残って皆でおしゃべり。でね、先生に“いい加減帰りなさい”て怒られたりして、帰りは自転車で二人乗りして帰る。そんな一日を過ごしてみたい」






馬鹿みたいな妄想






自分でも笑ってしまうような妄想






でもそんなことができたら幸せだろうな






きっとあたしにとって
一生分の幸せだよ





「ふ〜ん。んなの、俺が叶えてやるよ」






そんな恭平の強がりな言葉にあたしは微笑む





「叶えてね、いつかきっと」



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