*。゚*hands*゚。*


次の日、俺は学校へむかわずに病院へむかった




病室へは行かずに病院の入口でうろうろする俺




そんなとき
「恭平くん?」
そんな声に顔をあげた






「恭平くんじゃない。今日学校は?」




そうニコニコしながら話し掛けてきたのは瑠璃華の母親





俺は大きく深呼吸をして頭を下げた





「あの・・・、瑠璃華さんに外出許可ください。」





自分でも馬鹿なこと言ってるって分かってる




でもこれが俺が出した考え




「え?ちょっとどういうこと?」





困った顔をする瑠璃華の母親





それもそのはず
今瑠璃華が外出なんて命を捨てるようなもん





「無理なことって分かってます。でも、瑠璃華の夢、叶えたいんです。お願いします」






こんなところにいるよりも外に出て沢山思い出をつくりたい





そうだろ?瑠璃華



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