*。゚*hands*゚。*

瑠璃華Side


信じられなかった。
最初、恭平が言っている意味がわからなくて戸惑ったけど




ママが行ってきなさいっていった瞬間
嬉しさが込み上げてきて、手をギュッと拳を作った







恭平が出ていった後、あたしは急いで着替えて、ママが買ってきてくれたウィッグをかぶり、そのうえにニット帽をかぶった





バックには携帯と薬、それとある封筒を入れて病室のドアノブにてをかけた





ドアを開ける前にピタッと足を止め、振り返りママに笑いかける




「ママ、ありがとう。本当にありがとう。」





そう言うとママは微笑みながら首を横に振った




「具合、悪くなったらすぐに帰ってくるのよ?」





「うん!行ってきます!」





最後にそれだけ言い、病室を後にした





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