*。゚*hands*゚。*
「ん"〜。お前、今撮っただろ」
そう目を少し開いてあたしを見る
「撮ってないよ〜!」
そう目を反らす
「今カシャッって」
「え?夢じゃない?」
そう笑いを堪えながら恭平に背をむけると恭平は呆れたように笑った
そして恭平は起き上がり、体育座りをしているあたしの肩に頭をぽんっとのせた
「ずっとこうしてたいな?」そうなんとなく寂しげな声で呟いた
「うん」
あたしはそれだけ答え
なぜか泣きたくなった
二人の時間
ゆっくりと流れているようで、速い
オレンジ色の空は
もう一日が終わりに近づくことを教えてくれる
大好きだけど大嫌いな空の色
この場所にこうして二人でいる時間は
もうこの先存在しない
お願いだから
時間を止めて