*。゚*hands*゚。*
そんな瑠璃華を見ていると嫌な緊張感が生まれ、背筋が凍りついた
俺は必死に瑠璃華を支え、拓也は心配そうに見ている
ゆっくり歩いてようやく自転車置き場についたとき、
カクッと瑠璃華は力が抜けたようにその場に座り込んだ
「ゴッ、ゴホッ・・・ハァハァ。ゴホッ」
息はどんどん乱れていき、瑠璃華の顔も次第に血色が悪くなる
「おい、大丈夫かよ!た、拓也!救急車!」
そう焦りながらも拓也に呼び掛けた俺の手を瑠璃華はガシッと掴む
「・・・や、めて!呼んじゃダ・・・メ!」
涙を溜めながらそう訴える瑠璃華
「んな、馬鹿かよ、」
「まだ・・・ハァ、ハァ、終わっ、てないで、しょ?」
そう言い、唇を噛み締める瑠璃華
「でも今の状態じゃ無理だろ」
そう俺の声まで震える