*。゚*hands*゚。*
「今じゃ、なきゃだめなの!瑠璃華のゆめかなえてよ!」
そう言い放つ瑠璃華の目からは大粒の涙が流れる
そんな瑠璃華をみて、俺は立ち上がり自転車に跨いだ
「おい、どうする気だよ?」
眉を潜めながら俺を見る拓也
「拓也!瑠璃華を自転車に乗せてくれ!」
「でもそんな力・・・」
「早く!で、これで俺の腹の前で瑠璃華の腕を両腕固定して」
そう叫びながら俺は拓也に制服のベルトを投げた
そんな俺の真剣な表情をみて、拓也は「わかった」と頷いた
瑠璃華を自転車の後ろに載せたあと、「瑠璃華、すぐ着くから力いれとけよ」
と一言投げ掛けると
「ん・・・」
とだけ声が聞こえて来る
そうして俺は自転車を思いっきり走らせた