*。゚*hands*゚。*
*:ありがとう
瑠璃華Side
苦しくて
痛くて
それでも辛くないよ
あたし幸せだよ
「瑠璃華!?しっかりしなさい?!」
そうママのこえが聞こえてくる
「マ、マ・・・?」
そう微かな声で呼び掛けるとママはあたしの手を握った
「何?どうしたの?」
「今日、しあ、わ、せ・・・だっ、た・・・。」
あたしの手を力いっぱい握り涙を溜めて頷くママ
今日、薬を飲まなかったことも
すぐに救急車を呼ばなかったことも
なにも後悔なんてしていないよ
「マ、マ・・・」
もう終わりなんだね。
これで終わりなんだ。
「ん?」
「ありがとう・・・。瑠璃、華を瑠璃華で、生んでくれて・・・ほ、んと、うに・・・あ、り、が・・・とう」
そうママを見上げて笑うとママは握った手をおでこにつけて涙を流した
「ママ・・・あと、一人ぼっちにしてごめんね」