*。゚*hands*゚。*


「きょ、う、ちゃ・・・。瑠璃、華ね、幸せだった・・・。あり、がと」




そんな言葉に俺は首を横に振った





「何言ってんだよ。これからもっといろんなとこ連れてってやるからさ、」





しゃがんで瑠璃華と目線を合わせると瑠璃華は微笑む




「きょ、ちゃ」





「ん?」






「瑠璃華のこと、忘れていいからね?・・・ううん、・・・お願い、だか、ら忘れて?」





瑠璃華の言葉が重くのしかかる





そして涙がこぼれ落ちる






「おい、こんなときまでそんなこと言うんじゃねえよ!俺は、お前以外無理なんだよ」





病室に響き渡る俺の叫び声




それでも瑠璃華は笑っていて、首を横にふった





「瑠璃華が、いなくなったらね・・・、きょ、ちゃんはね、素敵な人とで、あうの・・・それ、でね・・・幸せ、になるの」







瑠璃華の手を力いっぱい握り首を横に振った





「違う。俺はお前と家族になる。今日そう言っただろ?」





瑠璃華は無反応で
欝すらと開いていた目も次第に閉じる



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