*。゚*hands*゚。*
俺の中でぽかんと大きな穴が空いて、時間だけが過ぎていく
そんなとき、静かな廊下に泣き声が聞こえてきた
「うぅ、グスッ。ヒック、」
そんな泣き声はだんだん大きくなり、俺の前で止まる
俺は顔を上げると目の前には目を擦りながら大泣きしているサキの姿だった
「お兄、ちゃあ・・・」
そう俺の膝に顔を押し付けた
「サキ・・・。」
「瑠璃華、お姉、ちゃん・・・も・・・ヒック、お空に言っちゃったの?」
そう微かな声で俺に問い掛ける
「・・・ちょっと旅しに・・・行っただけだよ。」
俺すら現実を受け入れていない
それなのにサキに瑠璃華が死んだなんて言えなかった
されでもサキは首を振った