*。゚*hands*゚。*
*:忘れな草
恭平Side
あれから何日か後
俺は空を見上げた
雲一つない青い空には
まるで絵を描くようにして煙が流れる
瑠璃華の
絵を描く姿
怒った顔
拗ねた顔
泣いた顔
笑った顔
恥ずかしがっている表情
俺をからかう表情
全て簡単にあんな煙になってしまうなんて今でも信じられなかった
いつかはこんな日が来るとは分かっていたはずなのに
なかなか受け入れられない俺がいる
そして今、俺は
想う
「恭平くん。」
そう後ろから声をかけてきたのは瑠璃華の母親
「こんにちは。」
俺はそう会釈をすると瑠璃華の母親は寂しそうに笑う
そんな笑顔をみて
俺は聞いた