*。゚*hands*゚。*
自分でも意味わからなくてただ確実に一歩ずつ進んでいて
ついてしまった病院
俺は忍び足でゆっくりと病院のベンチを覗いた
「なんだいねーじゃん。」
結局ベンチには誰もいなかった
ベンチにはただスケッチブックだけ置いてあって寂しげだった
あの女騙しやがった
いねーじゃん
てか俺なにやってんだよ
なにあいつがいること期待してんだよ
自分でも自分がわからなくてイライラが積もる
それを落ち着かせようととりあえずベンチに腰掛けた
座っているとどうしても隣においてあるスケッチブックが気になる
俺は暇つぶしにでもそのスケッチブックを開いた
そして一枚一枚めくっていき、全て見終わったときに疑問が浮かんだ
何故手の絵しかないんだろう
そう考えていると後ろから高い声が響く
「あ!恐いお兄ちゃんだ!」