*。゚*hands*゚。*


「なんか・・・恭ちゃんずるい!」





「何が?」





「な、なんとなく!」






瑠璃華はおどおどしながら俺から顔を背けた





「意味わかんねえやつ。で?なんでそんな絵ばっか書いてんの?得にこの絵。」





瑠璃華の手からスケッチブックを奪い、一つの絵を瑠璃華に見せる





その絵を見て瑠璃華は
一瞬だけ寂しそうな表情を浮かべた





「それは・・・あたしの手と学校の友達」





笑ってるけど
目は苦しそうで
なんだか弱々しかった




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