*。゚*hands*゚。*
「これはね、初めて描いた絵なの。
必死に掴もうとするあたしと逃げていくみんなの手」
「なんだか・・・深いな」
「深くなんかないよ。ただ簡単に言えばみんなあたしを置いて行っちゃった!
またお見舞い来るね?って言って来てくれた人なんて誰もいなかった
だからね、今日、恭ちゃんも来ないと思った。
でも来てくれた。ありがとう」
とても柔らかい笑顔で俺を見る瑠璃華
俺の触れてはいけないもの。そうわかっていたのに俺は手を伸ばした
そして華奢な瑠璃華の体を包み込む