*。゚*hands*゚。*
恭平Side
同情なんかしない
ただ会いたかった
あいつに会うことが
俺の“生きる意味”だと今では信じていた
もしかしたらこんなに人を好きになったのは始めてかもしれない
俺は自分の気持ちを再確認しながら家へ帰った
家についた途端鳴り出す携帯電話
めんどくさいと思いつつも電話に出ると相手は拓也だった
「おぃ、恭平、おまえが前言ってた麻美って女どうにかしてくれよ」
なんだよ今更
そう思いながらため息をついた
「しらねえよ。だからおまえにやるって」
「ちがくて、恭平じゃなきゃ嫌だってきかないんだ。とにかく今お前ん家に行くはずだから頼むよ」