き み が す き

でも…神様ってちゃんと
平等にチャンスくれる。

でも必ず幸せと辛さは
セットなんだよね。

それを教えてくれたのは
あいつだったんだよね。

「美樹〜おっは〜」

美樹は親友。

夢見がちな女の子。

あたしと真逆なんだよ。

恋に恋してる感じ。

「おはよう!!今日早いね」

「まあね〜」

「空望!!この前美樹と
美樹の彼氏と友達と
4人で遊んだの覚えて
るかなっ!?」

「…覚えてる、けど」

なんとなくだけどね。

「颯太君とメールして
みない!?」

「なんで…?」

いつもと変わらない美樹
の言葉に慣れてきた。

美樹はいわゆる“紹介屋”
って感じ。

美樹から紹介されて
幸せなった子も少なくない

「…いいけど…」

メールくらいなら…

「今日送るね!!」

てか、メールしていいの
かな?全然かっこよかっ
たし彼女いそうだけど…



その日の夜美樹からの
メールにはアドレスが
のっていた。

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