18年分の想い
そしていつものようにあたしをバイクの後ろに乗せ、風を切って学校へ向かった。
「ほら、早く降りろ。」
「は~い。洋介、ありがとう」
あたしはニコっと笑い洋介の元から離れ、校舎に入り自分の教室の扉を開けた。
すぐに彼氏の直也があたしの近くに来た。
「直也、おはよう」
「おはよ、愛梨」
今日も直也はニコニコしている
付き合って3ヶ月。
まだ純粋なお付き合い。
友達には変態とか言われる直也だけど、実はすごい純粋で奥手。
まぁ、そんな所が好きなんだけどね。
授業も全部終わり放課後。
洋介はバレー部員。
でも帰宅部のあたしに合わせてほぼ毎日一緒に帰ってる。
幼なじみがいて
優しい彼氏がいる
それがあたしの日常だった。