隣のイケメンくん〜イケメン4兄弟〜
「昔はよく、こうして一緒に帰ったよね」


初めての健三と2人きりの帰り道。


今日は孝ちゃんに自転車を押し付けて2人で歩いて帰る。


だって…


「まだいるよ」


小さな声で会話する。


「しつけぇな」


誰かに後をつけられてる。

きっと健三の熱烈なファンだ。


「ちっ、しゃーねぇな」


キャー!!私は叫びそうになるのを必死でこらえた。


手、手!!!


健三は舌打ちをしたかと思うと私の手を握った。


しかも指が交互になるヤツ!!!!


若干パニックになっている私に健三が合図する。


振り向くとさっきまで、つけてきてた人影はなくなっていた。


よかったぁ…


って…もう手離していんじゃない??
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