隣のイケメンくん〜イケメン4兄弟〜
放課後、私は玲ちゃんに出された課題プリントに励んでいた。


「こんな時間まで何やってんだよ」


「健三!」


声のする方を振り返ると、部活の休憩中に教室へ忘れ物を取りに来たらしい健三が立っていた。


「コレ、提出して帰ろうと思って」


「家でも渡せるだろ」


「何かそれはズルイ気がして…」


「何だよそれ。終わったらさっさと帰れよ」


「ありがと」


危ないから早く帰れってこと…だよね?


玲ちゃんおかげで、健三の言いたい事が分かるようになった気がした。


健三は忘れ物を取るとまた部活へ戻った。
< 87 / 102 >

この作品をシェア

pagetop