夢見る君を

夜まで待っていても、返事は返ってこない。
本当に嫌われたのだろうか。

携帯が鳴る度に、彼からのメールじゃないかと期待してしまう。
でも違う人からのメールだとわかると、なぜだかがっかりした気持ちになる。

胸がキュッと痛むのはなぜ?。

ただ他人に嫌われたくないから。そうだよね。

ただ…それだけ。



夜空を見渡せば、幾千もの星が瞬いて、直に訪れる朝を誘い出しているかのようだった。


明かりを消して私も朝を待った。


携帯は枕元に置いたまま…。


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