俺が彼女を好きな理由 ~嘘つきな俺~【短】
そして、スタスタと自分の部屋まで歩いて行ってしまった。
「え?ちょっと待ってよ!翔ちゃん…」
私は慌てて翔ちゃんの部屋に入った。
「部活お疲れ様~」
「んー疲れた」
「明日は日曜だけど、部活あるの?」
「あぁ、あるよ」
ガッカリ。じゃあ明日も翔ちゃんに構ってもらえないの確定。
「そう…」
私の落胆した表情を見て、翔ちゃんはため息をつく。
「…なんだよ。加奈。
言いたい事あるなら言えば?」
いけない。そんな不満そうな顔してたかな?