秘密な契約と掟破りな愛
やがて彼の規則正しい小さな寝息が聞こえ始める。私は彼から視線を外す事が出来ずにいた。
彼の背中が…気になって仕方がない。彼はとても強そうで…逞しいのは誰が見ても思う筈。
だけど…背中が寂しそうに見えるのは……私の気のせいかしら…?
さっきの事だってそうだった…。まるで…何かをぶつけるかの様な激しい行為だった。
きっとこの人は…何かを抱えてる。それは何かわからないけれど……何かを抱えてると…私は思う…。