秘密な契約と掟破りな愛
「……まだ付き合って一ヶ月ですから」
「どうして、そんな大切な事、あなたに隠してるのかしらね。彼から信用されていないんじゃなくって?」
「かもしれませんね。今はまだ言う時じゃないのかもしれないし……彼にしかわかりません」
この人の言う事は確かに一理ある。私もそれは思う。職業を隠してる彼が不思議で仕方ないもの…。
「じゃあ、私が代わりに教えて差し上げますわ。彼の仕事は警察の中でもエリートクラスに入る……特殊部隊の一員ですのよ」
「……警察?…特殊部隊?」