秘密な契約と掟破りな愛

会場へ戻るとすぐ、パーティーがお開きになり私達は帰ろうとエレベーターでロビーへ降りて駐車場へ向かう。



「司令官。お疲れ様っす。これから皆で飲み直さないか話してたんすけど、どうですか?こんな機会滅多にないだろうし」



先程少し話した彼が追い掛けて来ると、慎矢さんへと駆け寄る。



「嫌、悪いが俺はパスする。悪いな」


「わかりました。美人な彼女と過ごす方がいいっすよね。いつまでもお幸せに〜。あ、今度女紹介して下さい!じゃぁ!」



急ぎ足で車へと向かう彼。慎矢さん…断ったみたいだけど、それでいいの…?



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