秘密な契約と掟破りな愛

「………!!」



うっすらとぼやけて見える天井……寝る前と比べて明らかに軽くなってる身体。私は咄嗟に勢いよく跳び起きた。



嘘……私あのまま寝たんだわ。今、何時かな。私、どれぐらい寝てたんだろ…。よく眠った様な感覚なんだけど…。



「…まだ…寝てろ」


「きゃっ?!」



不意に右手首を掴まれボフッとベッドへと倒れると寝ぼけている彼の声が小さく聞こえると共に、軽く腕の重みを感じた。


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