秘密な契約と掟破りな愛

―――ドクッドクッドクッ―――



ギュッと胸に抱きしめられると、彼の打つ鼓動が頬から伝わる。



例え寝ぼけていたとしても、抱きしめられてると思うと彼の鼓動か私の鼓動かわからない程に緊張して鼓動が速くなる。



「…い、今何時…?」


「…まだ、4時」



私は胸の鼓動が彼に聞こえない様にと、言葉を発してごまかすので精一杯だった。



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