秘密な契約と掟破りな愛
ダメよ。私ったら、何を考えてるの。まるで恋する乙女じゃない。
私が好きなのは、慎矢さん自身ではなく、身体なんだから。慎矢さんとのセックスが好きなだけ…。
今まであんなセックスした事なかったから、物珍しくて勘違いをしているだけ何だから……。一息付くとリビングへと向かった。
「ねぇ、ご飯とかは私が用意してもいいの?仕事はほとんど定時に終わるから私が作るわ」
「嫌。別々でいいだろ」
今、慎矢さんの言葉に一瞬胸がチクッと痛んだ。ご飯も別々…?