秘密な契約と掟破りな愛
「今日はもう遅い。家で風呂入ったんなら、もう寝ろ」
そう言うと慎矢さんはお風呂場へと歩いて行く。何か…慎矢さんが冷たい…?
冷たいのはいつもの事なんだけど…前の時よりかは…ずっと冷たくなった気がする。
私の勘違いかもしれないけど…。どちらにしたって、あまり考えない様にしなきゃ…。
慎矢さんが冷たかろうが優しかろうが…私はどっちだっていいんだから……。
「…おやすみなさい」
お風呂場へと向かって呟くと、自室のベッドへ入ると瞳を閉じた。