秘密な契約と掟破りな愛

男は私が乗り気じゃない事を察知したのか、ふてくされた顔で歩いて行った。



私は暫く歩いて近くにあるファミレスを見つけて中へ入ってコーヒーを飲み一息付いた。



今頃、私は他の男と一緒にいるって慎矢さんは思ってるわよね…。本当は違うけど…。



こうするしか他に方法が思い付かなくて…。ストレートに気持ちをぶつけると……きっと、あなたは離れて行ってしまう…。



それだけは…嫌なのよ…。どんな形であろうと、今はあなたの傍に居たい…。



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