秘密な契約と掟破りな愛
「あなたには…彼の気持ちがわからないでしょう?安易に傍に居てはダメですのよ」
「…………………」
「慎矢さんなら大丈夫ですわ。私がちゃんと、責任持って送りますわね」
そう言うと、私に一礼をして慎矢さんの後を追って行った。
私はその場を動けずにいた…。だって…彼女の言う事は一理あったから…。
私じゃ…慎矢さんの気持ち…わからない…。銃を握って…生身の人間を撃った事さえ…ないんだから…。