秘密な契約と掟破りな愛

あれからどのくらい時間が過ぎたのだろうか…。携帯を見ると深夜2時前になってる。



私、2時間程いたのね。こんな時間に慎矢さんが帰って来る訳ない。今日は帰ろう…。



ドアに凭れて座っていたお尻を上げて諦めて帰ろうとした時、慎矢さんがエレベーターから降りて帰って来た。





「……何してる。ずっと居たのか」


「……どうしても話しがしたくて」


「………………」



慎矢さんは黙ったまま不機嫌そうにドアの鍵を開けた…。



< 392 / 502 >

この作品をシェア

pagetop