秘密な契約と掟破りな愛

仲間が無事だと確認し病院を後にし、ふとまた朱里……お前の顔が浮かぶ…。



お前は大丈夫だろうか…。銃声…聞こえたよな…。怖かったんじゃねぇか…?



携帯を取り出し、アドレス帳からお前の名前を開いた。



「……何してんだ…」



受話ボタンを押そうとした手を止めた。



もう…お前とは連絡取らねぇって決めたのに…何してんだ…。



俺の都合で…お前を振り回す訳にはいかねぇな…。



< 422 / 502 >

この作品をシェア

pagetop