秘密な契約と掟破りな愛

車を停車させたのは…署の前だった。慎矢さんが働いている所。ここへ来るのも久し振り…。



「中で待ってるか?」


「い、いいえ。ここで待ってるわ」


「…そうか。すぐ戻る」



慎矢さんは車から降りて署へと入って行った。中で待ってるなんて…そんな事出来ないわよ。



ただでさえ…車の中でも落ち着かないのに。久し振りなせいかな…さっきからずっと緊張していて落ち着かない…。



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