秘密な契約と掟破りな愛
「…慎矢さん……好き。大好き」
「ありがとう。俺も……愛してる」
暫く私は号泣した。今までの想いを全部吐き出すかの様に涙が溢れた。
「誕生日祝いやるか」
「…ええ。慎矢さんと居られるなら…それだけで十分だけど」
「フッ。可愛い事言うんだな」
「私だって、女だわ」
「ああ。知ってる。それから…一つ言い忘れてたが……一緒に暮らそうな。これは強制だからな」
「え…いいの?」
「当たり前だ」
慎矢さんは今まで見た事ない笑顔を見せてくれた。とても優しい笑顔。
あなたがどんな仕事であろうが…私がまた何度も心配する事になっても…それでもあなたと居たい。
あなたがいる、一分一秒を大切にしたいわ。今目の前に居るあなたを…大切にしたい。
今二人で居るこの瞬間を大切にするから。
ずっと…離さないでいて。
〜END〜