秘密な契約と掟破りな愛
「凄い…カッコイイね。何してる人?」
「サラリーマン…らしいわよ」
「えぇ?!嘘〜。絶対違うよね」
「…さぁ〜」
男が私達の姿に気付くと運転席から出て来て亜美をチラッと見た。
「あ…は、初めまして。朱里と同期で友達の亜美です」
「…お前にも連れが居たんだな」
「ちょっと、それどういう意味よ?」
男は亜美に軽く頭を下げて頷くと私に厭味をちらつかせた。友達居なさそうな感じだといいたいのね。