素直な気持ちを...
公園の電灯がつき、
あたしは公園を後にした。







――――――――――――

――――――――

――――




「お邪魔しましたぁ」
「また来いよ」
「うん」
「あ、駅まで送る」
「…ありがと」





そんな会話が聞こえたのは
10時過ぎだった。






てっきり帰っていたと思っていたあたしは
2人の姿をカーテンの隙間から覗いてた。





自転車を取り出した彼方の
後ろに乗った女の子は
しっかり彼方の腰に腕を回してた。






あたしの…特等席だったのにな。




< 11 / 39 >

この作品をシェア

pagetop