素直な気持ちを...
去年は一緒に歩いた路地。




彼方と歩けた路地は
たったの1年間だけだった。





朝はいつも彼方の家の前で待ち伏せしてた。




眠そうな彼方を
引っ張って歩いてこの路地を…
今は1人で歩いてる。






「あ…言い忘れた」




あたしは後ろを振り返り、
遠くに見える駅を眺めた。






「…今日もスキだよ」




ポツリ呟き歩き出す。




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