この手で紡ぐ神の欠片



  *


いつもの朝。

「おはよう珠輝」

「菜生、お早う…」

私はいつもよりも
体が重く感じた。

目の下のクマとか、
寝癖がついた髪。

「珠輝ゾンビじゃね?どうした」

「…はは、は」

私は曖昧に笑った。

私はぐったりとして、
机に顔を伏せた。

「なんか落ち着かないんだな、最近」

「何?珠輝ストーカーにでも?」

「そんなことされてない」

「違う。ストーカーにでもなったの?」

…答える気にもならない。

「冗談だって!」

菜生が笑った。



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