出逢えてよかった 〜LAST TIME〜
KAZUMA*SIDE

『落ち着いた?大丈夫?』


『…真里奈…?』


『ん…?』


『あのさ…ちょっと水買って来てくれない?』


『え?あっうん分かった。ちょっと待っててね』

そう言って真里奈ゎ出ていった。



そして俺は密かに引き出しの奥に隠しておいた便箋と封筒をとりだし、自分の字でうめていった。






―もうすぐ自分がいなくなる―
その感覚に気付いたからだ。



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