あの日,あの時…
現在[2009年9月]
毎日、日が昇り、そして沈んでいく… それが私の中で当たり前のよぉに繰り返される。そして、「絶望」を生む。あぁ、また今日もいつもと変わらない1日を過ごしてしまった、と。
君は今、どこで何をしているのだろうか、誰と何を話しているのだろうか…限り無い疑問が私を包み、傷跡と影だけを残し去っていく。
私は、ごくフツーの高校1年生。多少難しいとされる受験には、勉強なしでも合格出来るほどの頭を持っていたが、現在は全く勉強に興味がない。容姿を問われれば、身長168cmに、体重は50kg。みんなからは、モデルと思われている。それはないのだが、モデルと言われて悪い気はしない。なぜだか知らないが、私には女の子からモテる要素があるみたいだ。現に、幾つかのファンクラブが存在するらしい。
容姿は、私の長所だとしたら、短所は性格だ。これには、問題があり過ぎる。周囲よりも、本人が困っているくらいなのだから…どこから湧くのだろうか、と疑問に思うほどの自信家。そして、何人もの男を泣かすほどの口の悪さを持ち合わせる、男勝りの性格。どうにかならないのだろうか、私、北条美海の性格は…
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