Anniversary
胸の中の私の肩を軽くふうわりと抱きしめてくれながら、先輩が言う。
「もう、めっちゃくちゃ待ってた甲斐があったってモンや。その制服、似合ってるで。むっちゃカワイイわ」
そして降ってきた、正しく“褒め殺し”!? …ってくらいに甘々なその言葉で、「ホント!?」と私は、反射的に埋めてた顔を上に向けていた。
「マジマジ、大マジ! こんな可愛いカノジョを持って、オレは幸せやホンマに」
「いや~ん先輩ったら、もうそんな、それほどでもぉ~っ♪」
――例え相手が“ニッコリ笑っていけしゃーしゃーとウソ吐く”ヒトだと、解ってはいても……好きなヒトに褒めてもらえたら、やっぱり純粋に喜んでしまいたくなるものなのよねーオンナノコはー……ああ、単純。
思わず褒め殺されて、照れ照れくねくねで両手を頬に赤面して喜んでしまった私だったが。
「ただな、桃花……」
そこで再び降ってきた、静かな真剣な、先輩のヒトコト。
「――そのスカートは、短すぎ!」
「もう、めっちゃくちゃ待ってた甲斐があったってモンや。その制服、似合ってるで。むっちゃカワイイわ」
そして降ってきた、正しく“褒め殺し”!? …ってくらいに甘々なその言葉で、「ホント!?」と私は、反射的に埋めてた顔を上に向けていた。
「マジマジ、大マジ! こんな可愛いカノジョを持って、オレは幸せやホンマに」
「いや~ん先輩ったら、もうそんな、それほどでもぉ~っ♪」
――例え相手が“ニッコリ笑っていけしゃーしゃーとウソ吐く”ヒトだと、解ってはいても……好きなヒトに褒めてもらえたら、やっぱり純粋に喜んでしまいたくなるものなのよねーオンナノコはー……ああ、単純。
思わず褒め殺されて、照れ照れくねくねで両手を頬に赤面して喜んでしまった私だったが。
「ただな、桃花……」
そこで再び降ってきた、静かな真剣な、先輩のヒトコト。
「――そのスカートは、短すぎ!」