Anniversary
なまじ期待ムンムンで待ってしまっていただけに……そりゃあもう、私の爆発っぷりったら、スサマジかった。
思わず涙まで出そうになったくらいよ。…ええ過言では無くッ!
「なによなによ何なのよッ、ヒトのこと無駄に期待させといてぇえええッ!! 先輩の底無しイジワルぅうううッッ!!」
「なんやねん、1年前に桃花がやったのと同じことやでー?」
「ふざけんなー!! ドコが同じよ!? 私のこのセーラー服のドコに、ボタンなんてものが付いてるっつーのよっ!!」
「ほな、ボタン代わりに、そのセーラー服くれるんでもええで?」
「もう先輩! だから、今日は私のお祝いに来たの!? それとも私の制服、ひん剥きに来たの!?」
「イヤ、お祝いついでに制服ひん剥かせてくれるんなら、オレ的にはそれが一番嬉しいんやけどな」
そこでハタ…と、我に返ったように自分の“失言”に気付いて私は。
ピタリと、そのままその場で、硬直してしまった。
「―――せ…せせせ、せんぱいッ……!?」
(いまナニゲにえっちなこと、言いませんでしたっ……!?)
今までずっと、子供扱いされよーが何されよーが“みっきー先輩ヒトスジ!”を貫いてきた私だから……他のオトコノコなんてまるっきり“アウト・オブ・眼中”だったし、ぶっちゃけ、“そういうこと”には全く免疫が付いてないのだ。
「い…いいい、イキナリそんなこと言われてもッ……!!」
なので結局、真っ赤になって手足をバタバタさせながらワタワタと慌てるくらいしか出来ない。
そんな私を面白そうに見下ろしていた先輩が……堪え切れなくなったのだろう、そこでプッと吹き出した。
思わず涙まで出そうになったくらいよ。…ええ過言では無くッ!
「なによなによ何なのよッ、ヒトのこと無駄に期待させといてぇえええッ!! 先輩の底無しイジワルぅうううッッ!!」
「なんやねん、1年前に桃花がやったのと同じことやでー?」
「ふざけんなー!! ドコが同じよ!? 私のこのセーラー服のドコに、ボタンなんてものが付いてるっつーのよっ!!」
「ほな、ボタン代わりに、そのセーラー服くれるんでもええで?」
「もう先輩! だから、今日は私のお祝いに来たの!? それとも私の制服、ひん剥きに来たの!?」
「イヤ、お祝いついでに制服ひん剥かせてくれるんなら、オレ的にはそれが一番嬉しいんやけどな」
そこでハタ…と、我に返ったように自分の“失言”に気付いて私は。
ピタリと、そのままその場で、硬直してしまった。
「―――せ…せせせ、せんぱいッ……!?」
(いまナニゲにえっちなこと、言いませんでしたっ……!?)
今までずっと、子供扱いされよーが何されよーが“みっきー先輩ヒトスジ!”を貫いてきた私だから……他のオトコノコなんてまるっきり“アウト・オブ・眼中”だったし、ぶっちゃけ、“そういうこと”には全く免疫が付いてないのだ。
「い…いいい、イキナリそんなこと言われてもッ……!!」
なので結局、真っ赤になって手足をバタバタさせながらワタワタと慌てるくらいしか出来ない。
そんな私を面白そうに見下ろしていた先輩が……堪え切れなくなったのだろう、そこでプッと吹き出した。