素顔の先輩と甘い休息

†First Key†

運命の鍵

桜も、もうすぐ終わりかあ…。


高校に入ってから二度目の春も、淡々と過ぎていく。

私は、季節の流れに身を任せて、ゆったり生きていきたいんだけど……



「翠央〜！そろそろ恋愛してみようよ！ねっ？」


「ん〜別にいいよ。好きな人もいないし。」


「この歳で、恋愛に興味ない女の子なんて、翠央ぐらいだよ？」



…そんなわけないでしょ。