素顔の先輩と甘い休息
「え…遠慮します。」


だって、そんな近くに行かなくても勉強は教えてもらえるし…。


「俺たちの部屋じゃん。遠慮はナシだろ?早くこっち来いよ。」


先輩は自分の隣の椅子を引いて、トントンとその椅子を軽く叩いた。


そんな風に急かさないで欲しいんですけど…。


渋々、移動して先輩の隣の席に座ると、椅子ごと先輩の方に思いっきり引き寄せられた。


「きゃっ……」


バランスを崩して前のめりになった私の体は、先輩に抱きしめられた。



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