素顔の先輩と甘い休息
「もう、いいわ…。今後は絶対に、あんなことはしないでよね。」


女の人は、呆れた顔つきをしながら言い放つ。


「は…はい…。それじゃあ、失礼します……。」


迫力に圧倒されながら、生徒会室を出ようと扉に手をかけた。


「匠君は私に特に親しく接してくれてるの。それだけは覚えておいて。」


フッと笑う女の人は、ちょっと怖いくらいで、私は頷くことすら出来ずに、生徒会室から慌てて飛び出した。



< 147 / 480 >

この作品をシェア

pagetop