素顔の先輩と甘い休息
「翠央……。」


頬杖をついていた暁が突然、顔を近くに寄せてくる。

そんなに近付けられたら…!!


私はフイッと顔を横に背けて毛布を頭までバッと被った。


「どうしたんだよ、翠央?」


暁は毛布をポンポンと軽く叩いた。


そっ…それはこっちのセリフ!


暁の考えてること…分かんないよ…!



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