素顔の先輩と甘い休息
「何だよ、事情って…。」

「それは……」


そこは掘り下げられないよ……。
私は黙り込んだ。



「どうして先輩なんだよ?小さい頃から翠央の傍に居たのは俺だろ?」


暁の瞳は昨日の保健室で私に向けた瞳と同じく真剣で、私は思いっきり視線を逸らした。



< 179 / 480 >

この作品をシェア

pagetop