素顔の先輩と甘い休息
「それで、伝言って……」
「あのね…、放課後、特別棟3階にある資料室の隣の空き教室に来てほしいんですって。なんだか、どうしても話しておきたいことがあるらしいわよ。」
特別棟の空き教室…?
休息の部屋で話せばいい気がするんだけど…。
なんで、そんな場所で話をするんだろう…?
「じゃあ、私はそろそろ教室に戻るわね。匠君には、ちゃんと七瀬さんに伝言を伝えたこと話しておくから、放課後忘れずに行ってね!」
葛城先輩は微笑むと、教室へと戻って行った。