素顔の先輩と甘い休息

先輩はニヤッと笑う。


「ちち…違います…!カバンを取りに……」


「翠央の方から来てくれるなんて、意外と積極的なんだな。」


だから違います…!!
人の話は最後まで聞いて下さいよ…。


「カバン置きっぱなしだったので、取りに来ただけです。持ったら、邪魔にならないように、すぐに部屋に戻りますので…」


俯きながら話していた私の手を握ると、先輩はソファーに私を座らせた。



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